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2006年5月 9日 (火)

Miyako Ishiuchi

マザーズ2000‐2005未来の刻印 資生堂ギャラリー、ハウス オブ シセイドウ でのアールデコ展をみているうちに、1月の「永遠なる薔薇 ― 石内 都の写真と共に」を思い出しました。それは、ふと「1・9・4・7」が頭をかすめたからです。旧帝国ホテルの設計であるFrank Lloyd Wright  フランク・ロイド・ライトが、同時期に福原家(資生堂経営者)の別荘を建てています。この時期が1922年(大正11年)前後でしょうか。

この時代少女だった大正生まれの女性達。その子の世代が1947年生まれなのかと想像したわけです。生活への西洋と東洋の融合、戦中戦後、震災などを経験した大正時代に生まれた女性によって育てられた1947年生まれの方が多いのではないですか?

石内 都さんが、ご自身とおなじ1947年生まれの女性の手足、身体の写真を写していきます。のちに、しだいに年齢や性別を越えて対象を広げて行くのです。

House_of_shiseido 永遠なる薔薇 ― 石内 都の写真と共に

その写真集「1・9・4・7 」は、18禁らしく、中身がわからないよう梱包してお届けとありましたが、私より14歳うえの、現在59歳になられている女性達の1980年代末から90年代の写真。

つまり、いまの私の年齢より若い時代の姿がそこに写っている。フェミニズム、ウーマンリヴ、性解放、女性の進学、社会進出という先駆者たち。

朽ち枯れていく容姿や身体の変化は、確実に進んでいる年齢となった私ですが、もうひとつの別な美への意識が向き始めてきました。それは万物への美なんです。人、自然、モノ、芸術、文学などの有形・無形に関わらずに。

時代の建築美の様式と重ねあわせ、石内 都さんのバラを近撮した作品や映像も、『人の一生』を見ている気になりました。右上は、House of Shiseido 「永遠なる薔薇」です。石内さんの薔薇の写真とともに。


Houseofshiseidoroses CHANNEL Jからどうぞ。

おもなブロードバンド・テレビ・ステーション
「都市に生きるアール・デコ Ⅰ 銀座、上海」展(3分12秒)
「都市に生きるアール・デコ」展 内覧会(1分42秒)
「KARAKUSAの森 トード・ボーンチェ、唐草と出会う」展(3分06秒)
「KARAKUSAの森 トード・ボーンチェ、唐草と出会う」内覧会(1分30秒)
「永遠なる薔薇-石内 都の写真と共に」展(2分37秒)
「永遠なる薔薇-石内 都の写真と共に」内覧会(1分30秒)他


ご紹介のBOOk「Mother's2000-2005」について。「Mother's」は波乱万丈な母という一人の女性が遺したシュミーズ、ガードル、口紅をその人の意志を感じるかのように捉え、石内都さんは提示して行きます。
続きはこちらから

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コメント

昨年末のlivedoorの記事と新しい情報を合体させたんですね。kafkaさんの記事につられて、オイデルミンのカードは私も欲しくなり、見に出かけたんですよ。

以前、今回と御紹介されている「永遠なる薔薇」と、もう1冊「薔薇のパルファム」の2冊購入してきました。

CHANNEL Jは、新しい情報ですね。そんなサイトがあるんですねー。展覧会の模様が伝わりました。これからも、kafkaさんの複数のネットから、情報を仕入れしたいと思います。

投稿: wanko | 2006年5月 6日 (土) 23時18分

wankoさん、アレカオにようこそ。お約束のとおりに、記事10件を越えた頃を見計らって、リンクいたしますね。MAKIさん同様に、海外などへ行かれることも多いとうかがい、羨ましく思いました。お忙しいなかのblogの投稿でしょうが、人魚の嘆き、ちっちゃな淑女たちから などを拝見し、私も古本に興味が沸いております。母の昔の婦人誌などが、捨てられずに残っており、あと朝日グラフなどもあるのですが、古い書籍、雑誌の整理が、整理ではなく、読書の時間になってしまいます。(笑) 虫干しなどが大変なのですが、やはり残しておこうと考えています。

「薔薇のパルファム」は、どんな内容だったのでしょうか。楽しめましたでしょうか?

投稿: | 2006年7月15日 (土) 00時13分

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