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2006年8月 5日 (土)

墨絵の詩人 緒方俊平氏

Dog1

本が読めるお子様、本が好きな学生の皆さん、そしてお母様たちへ

川に一番近いところでやけていた
子供のキョウチクトウが、
「おかあさん・・・おかぁさん・・・」
とさけんで気をうしなったの。
あの犬が足をとめてふりかえったわ。


この先は、「夾竹桃(キョウチクトウ)物語 わすれていてごめんね」を読んでみてね。ご存知かと思いますが、弁護士で墨絵の詩人と謳われる緒方俊平さんの作品です。

原爆で命を絶たれた動植物を描いた絵本「夾竹桃(きょうちくとう)物語 わすれていてごめんね」を題材とした絵画と読書感想文、書道のコンクールが毎年開かれているんですね。6月が締め切りで、8月に表彰と展示があるんです。

物語は、平和記念公園にあるキョウチクトウが、被爆して炎に包まれた時、傷ついた動物たちが、命をなげうって火を消し止めてくれた、とハトやカラスに語る。

1945年8月6日は広島に、9日は長崎に原爆が投下されました。15日は終戦記念日です。人も動物も植物も、何が起こったのかわからないまま一瞬にして息絶えた。また生きながら焼けて死にいく人々。生きながら死ぬような生涯を送らなければならなかった人。

原爆に関しては、いろいろな卓見もあり、関連する作品(漫画、文学、映画、歌、絵画)に関しても、さまざまな批評があります。でも「はだしのゲン」、「原爆の子」、「二十四の瞳」、「鏡の女たち」・・・もっともっとあるんですが、偏見をもたずに読むことをおすすめします。

さて、緒方俊平さんはスモン病などにも取り組んで、その傍ら童話にも、その意志を描き続けている方です。広島、長崎の原爆の「夾竹桃(キョウチクトウ)物語 わすれていてごめんね」の一場面が、この振り返る犬。この絵本の売り上げは動植物の慰霊碑建立費用の一部にもなっています。

夾竹桃物語事務局墨絵の詩人-緒方俊平

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