« レオノール・フィニ 天使とスフィンクス | トップページ | アレクセイ・ヤウレンスキー »

2007年1月15日 (月)

フランツ・マルク バーミリオン

Marc_zinnober フランツ・マルクといえば、青い馬、黄色いねずみなど、「動物」のモチーフを思い浮かべることでしょう。

この作品名は、ドイツ語で「Akte auf Zinnober」ですが、 Zinnoberは、バーミリオンという色のこと。Akteは、どうやら第~巻というファイルの意味を持つらしい。

邦題は「バーミリオン」でいいような感じですね。「朱」という色がタイトルテーマです。

描かれている女性の肌とバーミリオンの対比は、しなやかな丸みのある肢体を、浮き彫りにしています。1910年の完成ですから、カンディンスキーとともに年鑑「青騎士 DER BLAUE REITER」を発行する前年の作品。

マルクとともに、第一次世界大戦で戦死したアウグスト・マッケの美術館は、ライン地方にあります。アウグスト・マッケ・ハウスといわれ、マッケの住まいであり、仕事場であり、アトリエが残されています。そこに残る壁画「パラダイス」は、マルクとともに描かれた共同作品。そして、ミュンヘン郊外コッヘル( Kochel)に、マルクの家があります。現在はフランツ・マルク美術館

関連記事
アウグスト・マッケ
パウル・クレーアレクセイ・ヤウレンスキー
フランツ・マルクパウル・クレー 天使
カンディンスキーとミュンターアウグスト・マッケ 緑
ワシリー・カンディンスキー(ヴァシリー・カンディンスキー)

|

« レオノール・フィニ 天使とスフィンクス | トップページ | アレクセイ・ヤウレンスキー »

コメント

へー、マルクの人物画、初めて見たような。

なんか、この絵もゴーギャンを連想してしまう。前向きの人のボディですけど。
色使いはマティスですね。バックの赤とか、緑色が。
後ろ向きの人の背筋のラインでようやくマルクという感じ。

というわけで、私、これがマルクとは気づきませんでした。

投稿: とーし | 2007年1月15日 (月) 15時37分

とーしさん、こんばんわ。

私もマルクっぽくないなぁって思ってましたけど、ゴーギャンのような、エネルギッシュというか、力強さの描き方ですね。

マティスの色使いを感じ取るとは~さすが~。

マルクの絵も、力強さや赤・青・黄・緑などもありますが、1911年以降とは、ちょっと違いますね。

1911年以降の作品が、マルクらしさというか、マルクにしか描けないものなんでしょうね。

でも、この女性の作品は、結構気に入ってます。もう1枚は、ヌードの女性が、かがんで、猫に餌をあげているものもありますね。

たしか青・緑の色彩で、砂浜かな。女性の横向きか後ろ向きの作品もありました。

投稿: kafka | 2007年1月16日 (火) 00時17分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/85845/4897399

この記事へのトラックバック一覧です: フランツ・マルク バーミリオン:

» ワシリー・カンディンスキー(ヴァシリー・カンディンスキー) [remove]
ワシリー・カンディンスキー(1866−1944)は、1911年に「芸術における精神的なものについて」という著作で、画面構成、色彩論を論じているが、この頃、カンディンスキーは非対称絵画(1910−1914)の作品を制作した年でもある。抽象画は具体的な対象がないということだ。非対称絵画の場合は、半具象的なものが含まれる。カンディンスキーは、絵画・理論的著作・舞台コンポジション・詩作といった活動のなかで、1909年の「黄色い響き」(当初は「巨人」)、「緑色の響き」、「黒と白」などの舞台コンポジション(舞台... [続きを読む]

受信: 2007年1月14日 (日) 23時57分

» パウル・クレー [Magnum masse]
作品は、「風景」(1899年)、おなじく「風景」(1914年)である。1899年のパウル・クレーは、バイオリン奏者から画家を目指し、ミュンヘンで暮らしていた頃。翌年のミュンヘン・アカデミーで、ワシリー・カンディンスキー(ヴァシリー・カンディンスキー)と知り合う。34歳のこと。 1911年には、カンディンスキーとフランツ・マルクが創立した、「青騎士年鑑」の編集にかかわり、1914年では、カンディンスキーやマルクをはじめ、ドイツの前衛芸術家たちとの交流を深めたころ。その友人の一人、アウグスト・... [続きを読む]

受信: 2007年1月15日 (月) 23時48分

» アレクセイ・ヤウレンスキー [art⇔Interactive⇔life]
ワシリー・カンディンスキー、ガブリエル・ミュンター、パウル・クレー、フランツ・マルクと、「青騎士」の年鑑編集のメンバーの記事を読んで、あまり関心がなかったドイツの画家を、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、興味を持ちました。(笑)? リオネル・ファイニンガー(ライ... [続きを読む]

受信: 2007年1月18日 (木) 22時04分

» アウグスト・マッケ 緑 [Allegory]
アウグスト・マッケという人を最近知りました。日本の展覧会やHP、ブログの記事からみると、ドイツ表現主義といわれる作風ばかり。 青騎士という年鑑の編集に関わったマッケは、編集メンバーのフランツ・マルツと出会ったのが、マルクの初個展が開かれた1910年のこと。マルクをとおしてカンディンスキー、クレー、ミュンター、ヤウレンスキー、ファイニンガー、カンペンドンクという、抽象画や幾何学やらの形態と色を強�... [続きを読む]

受信: 2007年1月20日 (土) 14時10分

« レオノール・フィニ 天使とスフィンクス | トップページ | アレクセイ・ヤウレンスキー »