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2007年1月19日 (金)

アレクセイ・ヤウレンスキー

The Greta Garbo Collectionここはどこかというと、ハリウッドの伝説となったスイス生まれの女優グレタ・ガルボ(1905-1990)の邸宅(NY)だったところ。グレタ・ガルボ旧蔵といわれる「グレタ・ガルボ コレクション」には、ルノワールの名品「青い服の子供」があったのは有名ですね。

グレタ・ガルボ ハウスの一室にある暖炉のうえに、「レオンティーヌとココ」が飾られていましたが、絵画コレクションはこれだけではありません。

引用: remove ワシリー・カンディンスキー
【1924年には、カンディンスキー、パウル・クレー、ライオネル・ファイニンガー、ヤウレンスキーと、「青の四人」を結成】

マッケやマルクが戦死した10年後、ガルカ・シャイヤーのはからいで、創設に至ったのが、「青の四人」なんですね。そのガルカ・シャイヤーのまわりには、マリーネ・ディーデリヒ、グレタ・ガルボがいたわけです。


Alexej von Jawlensky 「Mystisc Kopf(Mystischen Köpfe)」 メルツバッハー・コレクション(The Merzbacher collection )カンディンスキーと同じ年に、ミュンヘンに移り住んだ、モスクワ出身のアレクセイ・フォン・ヤウレンスキー。ガブリエル・ミュンターが、カンディンスキーの作品を寄付したレンバッハハウス美術館にもあります。

ここにヤウレンスキーの「舞踏家アレクサンダー・ザッハロッフの肖像」がありますが、ヤウレンスキーといえば、実はコップ(頭部)の作品の連作が有名です。


上の作品が、スイスのメルツバッハー・コレクション「ミスティック コップ-少女」です。

メルツバッハーコレクションには、ヤウレンスキーほか、カンディンスキー、ドラン、フリエス、ヴラマンク、ペヒシュタイン、キルヒナー、ヘッケル、マティスなどがあります。


「ミスティック コップmystischer_kopf」1917年ガルボのコレクションには、ヤウレンスキーの1915年~1918年の作品があったそうです。この時期には、ランドスケープのヴァリエーション、ミスティック コップが描かれています。

もしかしたら、1917年に描かれている、こちらの「ミスティック コップ」が、ガルボ コレクションだったのかな?なんて。

art⇔Interactive⇔lifeさんの記事から、コップのシリーズが、年代によって描かれていることがわかります。

舞踏会の仮面のような「コップ」もあれば、ミスティック 連作のように、チャーミングな「コップ」もあります。コップのシリーズ名には、メディテーションやアブストラクトなどがあるんですね。ミスティック コップとは、「神秘主義のヘッド」を指し、フェースではありません。

ちなみに、グレタ・ガルボ コレクションの宝石や絵画作品は、サザビーズが所有しているはず。宝石も気になりますね。

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コメント

名前だけは知っていた画家ですけど、一見して、これもマティスやなあ、と思いました。て゜も、時代的にはどうか知りません。
マティスより後なら、やっぱりマティスの影が非常に濃いということですかね。

いまチラッとart⇔Interactive⇔lifeさんの記事を見てきたら、カンディンスキーはモチロン、ドロネーの要素も感じましたよ。
この辺、時代の後先を見てみるのは、興味深いことかもしれませんね。

投稿: とーし | 2007年1月22日 (月) 12時31分

とーしさん!こんばんわ!

>ドロネーの要素
数学者のドローネ?数学は嫌いだよ~・・・。

>マティスの影
アンリ・マティスとほぼ同世代ですね。5歳くらい、ヤウレンスキーが年上です。マティスのフォービズムは、表現主義のひとつ。互いに影響を受けあってもおかしくないですね。

マティスの作品を、古い洋書から発見。どれかのブログで、今度公開しますね。2月は、忙しくなるので(お仕事で)、3月以降かも。

投稿: kafka | 2007年1月25日 (木) 19時19分

>数学者のドローネ?数学は嫌いだよ~・・・。

わっはっはっ、まさか、そんな、数学なんて私も苦手だよ~。
抽象画の先駆者のひとり、たしかフランスの画家のドロネーですよ~。
わたしの大好きな画家ですよ~。
夫婦で画家ですけど、作風も似てた筈ですよ~。
柔和な感じがあって、生硬な感じのするカンディンスキーより好きですよ~。わたしの本命の一人ですよ~。

投稿: とーし | 2007年1月25日 (木) 22時15分

とーしさん。

爆笑!
エッシャーのカライドサイクルの記事のときにね、このドローネのドローネ図っていうのも教えてもらったの。その記憶が、こびり付いて・・・。

>わたしの本命の一人
とーしさんの本命は、kafkaも大切に記事にしますね。
たしか、ソニアとロベールという夫婦の画家でしたね。

ロベール・ドローネは、早くに亡くなったので、ソニアの方が作品多いですよね。テキスタイルやファブリックデザインもあり、ライフスタイルのシーンに使うための作品も多いですね!

投稿: kafka | 2007年1月26日 (金) 19時24分

あ、そうか、普通はドローネと読みますよね。
私もそう覚えてたはずなのに、何故かドロネーって書いてしまいました。
だいぶ呆けがきております。

>、kafkaも大切に記事にしますね

わ、それは楽しみ。

投稿: とーし | 2007年1月26日 (金) 21時19分

とーしさん!

ソクラテスもソークラテースでしたね。プラトンもプラトーンとか。(笑)

いつ、かわるんでしょうね。そして、どちらかが、日本で一般的で、どちらが外国語の呼び方に近いんですよね。

そういえばカラヴァッジョとカラバッジオ。このへんも微妙。記事書くときに、一般的なのは!って考えるんですけど、さまざまでね・・・。

投稿: kafka | 2007年1月27日 (土) 15時36分

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