2006年9月29日 (金)

江差追分

はじめての旋律

独自の曲の調べがちりばめられている民謡。KAFKAは、耳に聞こえても聴いたことがありませんでした。特に「江差追分」といわれる歌は独特の風情を持っているようで、はじめて「聴く」きっかけに、恵まれました。

代表的な歌詞

-前 唄- 
国をはなれて 蝦夷地が島へヤンサノェー 
いくよねざめの 波まくら
朝なタなに聞こゆるものはネ~
友呼ぶかもめと 波の音

-本 唄-
かもめの なく音に ふと目をさまし
あれが蝦夷地の 山かいな

-後 唄-
沖でかもめの なく声聞けばネ~
船乗り稼業は やめられぬ

代表的な歌詞

-前 唄-
松前江差の 津花の浜で ヤンサノェー
すいた同志の なき別れ
ついていく気は やまやまなれどネ~
女通さぬ 場所がある

-本 唄-
忍路高島 およびもないが
せめて歌棄 磯谷まで

-後 唄-
蝦夷地海路の おかもい様はネ~
なぜに女の 足とめる

起源については文献も無く、信州の馬子唄と伊勢松坂節が起源になるのではというお話を伺いました。鰊漁で栄えて200年以上の歴史もつ江差追分ですが、民謡は土地の生業に、唄は歌い手の生き方が結びついて、なんとも不思議な音域です。 【試聴

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2006年9月 3日 (日)

重陽の日に 菊茶「錦上添花」

工芸茶 錦上添花重陽の日は9日。菊酒で祝う日でもあるのですが、もともとは菊茶からはじまった中国の歴史があります。

中国の蘇州では「茶の文化」が古来から伝えられており、重陽には白湯に菊を浮かべ味わいます。

「酒壮英雄胆、茶引文人思」という言葉は、茶は心身を清め、思想が豊かになる。茶を吟味し、茶を詠むことは芸術であり、文人のたしなみのひとつという意です。


『九日山僧院 東離菊也黄 俗人多泛酒 誰解助茶香』
九月九日、重陽の日に、山僧の寺には、東りの菊が今年も黄色に咲いている。俗人は酒をば味わうが、茶の香りを助けるものだということを誰が知るだろう。

そこで、おすすめが「錦上添花」です。

「錦上添花」とは「美しさの上にさらに美しさを添える」という意味があります。千日紅と菊の工芸茶が「錦上添花」です。貢菊花がゆっくりと三段に連なり浮かびあがるこのお茶は、1990年につくられたもの。有機です。これは、馨香ではじめて知ったのですが、直接購入できません。馨華から購入できます。

錦上添花もたくさんの種類がありますが、菊茶といわれる工芸茶もたくさん種類があるんですよね。黄色菊の工芸茶のほかに、紫禁城の皇帝が探し当てた、黄山貢菊花茶も有名です。

また、おいしそうな叙友舎は、奈良にあります。お出かけできませんが、サイトで楽しめる中国のお茶とギャラリー。

私事
9月3日、60歳のお誕生日おめでとうございます。退職祝いとともに、「よきがうえにもよきものを」という言葉を贈りたいと思います。これからも、錦上添花の菊のように三段につらなる喜びを。

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2006年8月12日 (土)

迎え盆

迎え火飾りです。初物やお野菜をたくさんのせる地域もあるそうですが、我が家はほおずきのみです。明日十三日は迎え盆、十六日は送り盆。今日の午前中に精霊馬や迎え火つくりをするために、庭からきゅうりやなすびを取ってきたり、お花屋さんへ頼んでいた蓮の葉とほおずきを受け取りに行ったり、忙しい半日でした。しばらく白神山地に遊びに行っていたので、ここ2日ばかり家事に追われている私。

買い物へ行く前に、リビングの電球も買ってこなくちゃなんて、私は出不精なもんですから、家中チェックして出かけます。

さて、お盆の準備もすんで、電球を取り替えようとしましたら、あれ、もう一個もきれちゃってるなぁと思いながら、この際、シェードもきれいにしようと、6コのガラスのシェードをくるくる回しながらはずして、キッチンで洗ったら、目が覚めるほどに真っ白。

6月の末にも大掃除したばかりなんだけどな。シェードが真っ白になったら、今度はレースのカーテンが気になりだしました。かれこれ2時間もレースと睨めっこで、まだ踏ん切りがつきません。大変なんですよね。カーテンのお洗濯って。明日は朝早くにお墓参りですし・・・、6月の末に洗ったんだから1ヶ月ちょっとだし・・・なんて。いろいろ理由をつけて、先延ばしをしようとしている私です・・・。

後日談:「ベーキングソーダー ちょっとLOHASに」で、レースのカーテンのその後を・・・。

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