江差追分
はじめての旋律
独自の曲の調べがちりばめられている民謡。KAFKAは、耳に聞こえても聴いたことがありませんでした。特に「江差追分」といわれる歌は独特の風情を持っているようで、はじめて「聴く」きっかけに、恵まれました。
代表的な歌詞
-前 唄-
国をはなれて 蝦夷地が島へヤンサノェー
いくよねざめの 波まくら
朝なタなに聞こゆるものはネ~
友呼ぶかもめと 波の音
-本 唄-
かもめの なく音に ふと目をさまし
あれが蝦夷地の 山かいな
-後 唄-
沖でかもめの なく声聞けばネ~
船乗り稼業は やめられぬ
代表的な歌詞
-前 唄-
松前江差の 津花の浜で ヤンサノェー
すいた同志の なき別れ
ついていく気は やまやまなれどネ~
女通さぬ 場所がある
-本 唄-
忍路高島 およびもないが
せめて歌棄 磯谷まで
-後 唄-
蝦夷地海路の おかもい様はネ~
なぜに女の 足とめる
起源については文献も無く、信州の馬子唄と伊勢松坂節が起源になるのではというお話を伺いました。鰊漁で栄えて200年以上の歴史もつ江差追分ですが、民謡は土地の生業に、唄は歌い手の生き方が結びついて、なんとも不思議な音域です。 【試聴】
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