クリスティーヌ・フェルベール
サロン・ド・ショコラ 2007 が、日本で開催中。東京が終わり、京都や札幌と巡回します。
コンフィチュールの妖精といわれるクリスティーヌ・フェルベールは、友人でアーティストでもあるギー・ウンタライネ氏の絵画とコラボレーションのブース。
「果実は色彩」と語るクリスティーヌ・フェルベールは、キャラメルガナッシュに果実をミックスさせたチョコレートで表現しました。
クリスティーヌ・フェルベールは、ご存知のようにショコラティエではありません。彼女は、ジャムのコンフィチュールの女王。
メゾン・フェルベールの店内には、パン、お菓子、お惣菜、野菜、チーズ、乳製品、ワイン、ポストカードなどなど。陶器の絵付けや雑貨のデザインまでも手がけて、食器から帽子までも並んでいるようですよ。(聞いたところによると)
さらに、あのルイス・キャロルの不思議の国のアリスを題材にしたお菓子の本を、なんとモードのデザイナーのフィリップ・モデルが監修し、クリスティーヌ・フェルベールのレシピ本、「Délicieuses recettes au pays d'Alice 」が出版されています。
この本には、ワインやお料理の本、パティシエ ピエール・エルメのデザート本などでもお馴染みの、ベルンハルト・ヴィンケルマンが、写真を担当しています。文学とモードとコンフィチュールの合作。
この二冊ともが、クリスティーヌ・フェルベール、フィリップ・モデル、ベルンハルト・ウィルヘルムの三人の「Délicieuses recettes au pays d'Alice 」です。おいしい国のアリスなんてどうでしょう。右は、この三人に加え、ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」で有名な、ジョン・テニエルの挿絵も。すごいでしょ。ジョン・テニエルは、また後日。
メゾン・フェルベールは、ブーランジェリー(パン屋さん)で、そこで彼女はコンフィチュールつくりをしているわけなんですね。ジャムといっても、コンフィチュール、ミ・コンフィ、コンポートといろいろあり、区別しています。ですからフェルベールは、ジャムではなく、あくまでも「コンフィチュール」なんです。
Maison Ferber
18 rue Trois Epis, 68230
Niedermorschwihr (ニーデルモルシュウ゛ィル)
Tél : 03 89 27 05 69
小さなジャムの家
クリスティーヌ・フェルベール (著)
このメゾン・フェルベールは、サロン・ド・ショコラでコラボレートしたギー・ウンタライネ氏が、店内装飾も手がけているといいます。ギー・ウンタライネ氏は、シモーヌ・シーベルトの「小さなケーキ ブレデルとアルザスのスィーツ」など、お料理やお菓子の本のイラストから、フランス ポルニックの陶器の絵付けなども手がけています。
サロン・ド・ショコラで、クリスティーヌ・フェルベールのレシピ&ギー・ウンタライネのイラストの本、「アルザスのごちそうレシピのための季節のコンフィチュール(Confitures de saison pour recette gournandes d'Alsace)」が、限定20冊(8,400円)で販売されているようです。
右が「アルザスのごちそうレシピのための季節のコンフィチュール」で、左は、「ミスチバス ヒストリー&ルシアス リターン(悪戯な歴史と甘く美しいものへの回帰)」という本で、ユゲット ドライカウス(たくさん本を出版されていますが、何者かはわかりません。)、そしてクリスティーヌ・フェルベールに、イラストがギー・ウンタライネです。
ギー・ウンタライネは、民族的な風俗画やカントリースタイルを描き、童話の挿絵のようなイラストが多いです。
ギー・ウンタライネ氏の小さなビスケットというタイトルの絵。コンフィチュールというタイトルの作品には、メゾン・フェルベールのコンフィチュールの瓶が、しっかり描かれていました。
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