2007年2月 3日 (土)

クリスティーヌ・フェルベール

サロン・ド・ショコラ  メゾン・フェルベール Christine Ferber&Guy Untereiner サロン・ド・ショコラ 2007 が、日本で開催中。東京が終わり、京都や札幌と巡回します。

コンフィチュールの妖精といわれるクリスティーヌ・フェルベールは、友人でアーティストでもあるギー・ウンタライネ氏の絵画とコラボレーションのブース。

「果実は色彩」と語るクリスティーヌ・フェルベールは、キャラメルガナッシュに果実をミックスさせたチョコレートで表現しました。

クリスティーヌ・フェルベールは、ご存知のようにショコラティエではありません。彼女は、ジャムのコンフィチュールの女王。

Confitureメゾン・フェルベールの店内には、パン、お菓子、お惣菜、野菜、チーズ、乳製品、ワイン、ポストカードなどなど。陶器の絵付けや雑貨のデザインまでも手がけて、食器から帽子までも並んでいるようですよ。(聞いたところによると)

さらに、あのルイス・キャロルの不思議の国のアリスを題材にしたお菓子の本を、なんとモードのデザイナーのフィリップ・モデルが監修し、クリスティーヌ・フェルベールのレシピ本、「Délicieuses recettes au pays d'Alice 」が出版されています。

この本には、ワインやお料理の本、パティシエ ピエール・エルメのデザート本などでもお馴染みの、ベルンハルト・ヴィンケルマンが、写真を担当しています。文学とモードとコンフィチュールの合作。

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この二冊ともが、クリスティーヌ・フェルベール、フィリップ・モデル、ベルンハルト・ウィルヘルムの三人の「Délicieuses recettes au pays d'Alice 」です。おいしい国のアリスなんてどうでしょう。右は、この三人に加え、ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」で有名な、ジョン・テニエルの挿絵も。すごいでしょ。ジョン・テニエルは、また後日。

「Délicieuses recettes au pays d'Alice 」

メゾン・フェルベールは、ブーランジェリー(パン屋さん)で、そこで彼女はコンフィチュールつくりをしているわけなんですね。ジャムといっても、コンフィチュール、ミ・コンフィ、コンポートといろいろあり、区別しています。ですからフェルベールは、ジャムではなく、あくまでも「コンフィチュール」なんです。

Christine_ferber_150

Maison Ferber
18 rue Trois Epis, 68230
Niedermorschwihr (ニーデルモルシュウ゛ィル)
Tél : 03 89 27 05 69

小さなジャムの家
クリスティーヌ・フェルベール (著)

このメゾン・フェルベールは、サロン・ド・ショコラでコラボレートしたギー・ウンタライネ氏が、店内装飾も手がけているといいます。ギー・ウンタライネ氏は、シモーヌ・シーベルトの「小さなケーキ ブレデルとアルザスのスィーツ」など、お料理やお菓子の本のイラストから、フランス ポルニックの陶器の絵付けなども手がけています。

サロン・ド・ショコラで、クリスティーヌ・フェルベールのレシピ&ギー・ウンタライネのイラストの本、「アルザスのごちそうレシピのための季節のコンフィチュール(Confitures de saison pour recette gournandes d'Alsace)」が、限定20冊(8,400円)で販売されているようです。

Ferber、 Huguette Dreikaus、Guy Untereiner Img_ferber_kafka

右が「アルザスのごちそうレシピのための季節のコンフィチュール」で、左は、「ミスチバス ヒストリー&ルシアス リターン(悪戯な歴史と甘く美しいものへの回帰)」という本で、ユゲット ドライカウス(たくさん本を出版されていますが、何者かはわかりません。)、そしてクリスティーヌ・フェルベールに、イラストがギー・ウンタライネです。

ギー・ウンタライネは、民族的な風俗画やカントリースタイルを描き、童話の挿絵のようなイラストが多いです。

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ギー・ウンタライネ氏の小さなビスケットというタイトルの絵。コンフィチュールというタイトルの作品には、メゾン・フェルベールのコンフィチュールの瓶が、しっかり描かれていました。

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2006年10月24日 (火)

Salon du chocolat Paris 2006

Salon du chocolat Paris サロン・デュ・ショコラ 2006いよいよ、10月28日から「Salon du chocolat Paris サロン・デュ・ショコラ」が開催されます。

2006年10月28日(土)~11月1日(水)
10:00~19:00(28日は21:00)
Porte de Versailles(Hall5)国際見本市会場
Porte de Versailles 12番線
ファッションショーは16:00スタート


Porte de Versailles ポルト・ドゥ・ヴェルサイユの秋の風物詩ともいわれる「チョコレートの祭典」は、小さな美術館、チョコレートの細工のオブジェショコラドレスのファッションショーもあり、大きなイベントのひとつです。

昨年のSalon du chocolat Paris 2005のファッションショーの作品は、今年1月のサロン・デュ・ショコラ東京 2006でも展示されました。


Salon du chocolat Paris サロン・デュ・ショコラ 2005

メーカーのブースが立ち並び、テイスティングしながら好きなものを選ぶ。パティシェのデモストレーションや、高名なシェフのセミナーにも参加できます。左はみなさんご存知のマカロンですね。ヤン・ルフォー(Yann Lefort)は、このマカロンにコスタリカのお砂糖を使用。そして右が2005年のパンフレットです。 なんだか、フレデリック・クレマンの蝶を想像させるステキな表紙。

Salon du chocolat Paris サロン・デュ・ショコラ 2005サロン・デュ・ショコラ パリ2005のブースに飾られたお菓子たち。

最初はアルノー・ラエール(Arnaud Lahrer)の創作。果物やスパイス、お花の飾りに特徴があるので、一度目にしたら、すぐわかります。

Arnaud Larher
53,Rue Caulaincourt
metro 12番線 
Lamarck Caulaincourt で下車

真ん中は、サロン・デュ・ショコラの書籍です。

もちろん amazon から購入できます。タイトルが「Les fabuleuses recettes du Salon du chocolat」 by Sylvie Douce (Author), François Jeantet (Author), Salon du chocolat (Author) は、フランス語。

さて、コーヒー、ハシバミの実、ニンジン、オレンジなどで色づけされ、チョコレートでコーティングされた、新鮮な野菜たち。きのこに、じゃがいも、アスパラガスなどがありますね。コーヒーは、もちろんきのこに色づけしたものです。

Bienvenue au Salon du Chocolat 2005 (L'Internaute Magazine / Cécile Debise)では、さまざまなブースの紹介をしています。

「Boissier ボワシエ」のジャンジャンブレット、ペタル・ショコラなどのオランジェットも、注目されていました。また、おなじみの「ダロワイヨ」、「ピエール・エルメ」や「ジャンポール・エヴァン」「パトリック・ロジェ」、「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」、最高のショコラティエの称号を与えられた一人アンリ・ルルーの「Le Roux」が各サイトで取り上げられていました。

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