2011年11月 8日 (火)

ジャン・ガブリエル・ドマーグ ファションイラスト フランス・モードの帽子

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Hprints - Paris, France
ジャン・ガブリエル・ドマーグ  ファションイラスト

フランスのモード(la mode en France)は、帽子店と帽子職人は欠かせません。ポーリーヌ・アダム(Pauline Adam)など多くのデザイナーがいました。

このファションイラストはル・モニエ(Le Monnier )、カロリーヌ・ルブー(Caroline Reboux)、デスキャット(Descat)、ローズ・ヴァロワ(Rose Valois)の帽子のページの1枚。これはカロリーヌ・ルブーの帽子。


Le_monnier_1936_miss_wilkomirskaya Photo by Dora Kallmus

Hprints - Paris, France
ル・モニエ(1936)  Miss Wilkomirskaya
Photo Madame D'Ora(フィリッピーヌ・ドラ・カルムス)


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Hprints - Paris, France
ジャン・ガブリエル・ドマーグ  ファションイラスト

ル・モニエ(1936)の帽子は左のページに、ローズ・デスキャットの帽子といっしょに描かれています。イラストのジャン・ガブリエル・ドマーグは、ポスター、リトグラフ、水彩、油彩と女性を多く描いていますが、女性のヌードも有名。


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Hprints - Paris, France
ジャン・ガブリエル・ドマーグ  ファションイラスト

ジャン・ガブリエル・ドマーグはVOGUEの表紙やページのイラストのほか、リリュストラシオン誌にも作品は残っています。

masaちゃん、TBありがとうございます。ジャン・ガブリエル・ドマーグの女性のヌード、とってもかわいい!

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2006年7月13日 (木)

DECO 夢二

若草の少女 竹久夢二 抒情画の領域で、一世風靡を果たした竹久夢二。杉浦非水同様に、アール・ヌーヴォー、アール・デコを作品に取り入れていきます。

木版画の制作、楽譜や表紙装幀、浴衣・半襟・手拭いなどの図案も手がけ、やはり図案集を著していくのです。

ですが、夢二も非水も芸術家、画伯と呼ばれる領域ではありません。夢二は画詩人、非水は、グラフィックデザイナーです。


Takehisa_yumeji

こちらは昭和の時代の作品。こちらは大正14年6月号『三越』の口絵「涼しき装い」です。アール・デコの世界ですね。全体的に淡いトーンは、これから先の時代である1960年代のカラーキャンペーン。

冷たく甘いトーンのパステルカラーを訴求をした「シャーベットトーン」を思い起こさせるような作品。


Umbrellas Viewed from Above
_「花見」 明治時代の作品で、ローダーコレクションの1枚である「花見」です。

ボストン美術館(Museum of Fine Arts, Boston )所蔵で、「Umbrellas Viewed from Above」というタイトルになっているはず。

ここには夢二の作品がかなりあります。


Dec-雪の風

大正13年12月号の婦人グラフ表紙『雪の風』(木版)です。フランス誌「Art Goût Beauté」(アール・グー・ボーテ)に影響を受けています。こちらは『世界でいちばん美しい詩 林古渓 「浜辺の歌」』から同じ構図を用いた夢二の「雪の日」をごらん頂けます。

夢二抒情画選集 上下感は、この作品がグレー色に刷られています。


竹久夢二展

三越百貨店の竹久夢二展のポスターです。
今年の新春に、福岡三越で開催された夢二展。7月9日から14日までは松山の三越で展示があります。知らない作品もあります。このポスターのタイトルがわからない。

夢二の作品に関心がある方には、下記サイトをおすすめします。

竹久夢二「アール・デコの世界」展
弥生美術館/竹久夢二美術館
レトロポリタン美術館 竹久夢二 「青い小径」(春陽堂) 


竹久夢二 この作品と同じ構図がありますが、この作品のタイトルが定かではありません。婦人グラフの「霜葉散る」に似ています。化粧をする風景にも見えます。こちらは海外サイトでお借りしたものです。

いまはリンク切れになってしまい、本文を拝見することも不可能となりました。日本のサイトでも紹介されていないようですので、あえて掲載。


婦人グラフ1巻8号口絵「愛の総勘定」

「愛の総勘定」です。オークションにもかけられています。ラビリンスを思わせる構図に、微妙な配色のなかにたたずむ女性。そしてタイトルの面白さ。夢二の描く女性には、人によっては好き嫌いがはっきりするでしょう。竹久夢二版画「婦人グラフ」1巻8号口絵は大正13年の作品です。

大正時代には、楽譜表紙の装丁もかなり手がけています。林古渓作詞の 「浜辺の歌」の楽譜表紙も夢二が装丁。その作品も掲載しています。こちらも、さきほどの『世界でいちばん美しい詩 林古渓 「浜辺の歌」』からごらんいただけますし、試聴もできます。

ほとんどがセノオ楽譜の表紙で、西洋音楽の普及に努めた妹尾幸陽が大正5年 から昭和2年にかけて国内外の名曲を集め出版した楽譜集です。たとえば歌劇「ホフマン物語」 オッフェンバッハ作曲 堀内敬三訳詩は「船うた」として出版されています。


Yumeji_zuan

縮刷 夢二画集 古書 夏目書房 

初版本、復刻版もあります夢二画集。右側がケースになっています。ちょど世界大戦の大正3年の出版ですね。

この翌年に、協議離婚をしながらも暮らしていた妻たまきと別れ、25歳でなくなる笠井彦乃と結ばれるのです。

夢二的美人のいくつかで、「立田姫」、「この夜ごろ」は変身抄からどうぞ。

「とーしさま」
コメントのプレゼントありがとうございます。気がつかなくって申し訳ありませんでした。

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