2006年5月11日 (木)

鈴木其一 菖蒲に蛾図 - MIHO MUSEUM

Syoubu鈴木其一は、江戸琳派、 酒井抱一の門人で、師の画風を継承しつつも、それを進化させたといわれています。

江戸琳派は、上流階級の豊かな教養や洗練されたセンスと庶民階級の自由で変化に富む闊達さを描いています。

Nezu Institute of Fine Arts(根津美術館)は、平成21年秋まで改装を行っていますが、ここに、鈴木其一の「夏秋渓流花木図屏風」が所蔵されています。この自由自在で闊達な筆の運びが伝わってくる作品。

さて写真は、メアリー・バーク夫人のコレクション。鈴木其一の「菖蒲に蛾図」です。本当に洗練されたセンスがうかがえますよね。

現在、MIHO MUSEUMで開催されていますが、MIHO MUSEUMの周辺も素晴らしいこと!

滋賀県の信楽にあるんですよ。もう、列車に乗ってから美術館に足を踏み入れているのですよ。そんな、美しい環境で、バーク・コレクション楽しめる。二重の鑑賞ができる芸術の旅。

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