本を読む少女
ジェームズ・ チャールズ(James Charles 1851 - 1906)の「読んでいる」(本を読む少女)です。フローレンス・フラーの「離せない」(本を読む少女)はヴィクトリア朝の雰囲気もあって、その作品も好きです。
受胎告知で聖母マリアが聖書を手にしている場面が描かれているところから、「本を読む女」の主題は永遠なのかもしれません。
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ジェームズ・ チャールズ(James Charles 1851 - 1906)の「読んでいる」(本を読む少女)です。フローレンス・フラーの「離せない」(本を読む少女)はヴィクトリア朝の雰囲気もあって、その作品も好きです。
受胎告知で聖母マリアが聖書を手にしている場面が描かれているところから、「本を読む女」の主題は永遠なのかもしれません。
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ヒューゴ・シンベリ、ヴィルヘルム・ハンマースホイ、ハラルドとアグネス・スロット=モラーに続いて、北欧の画家エマ・トムセンの作品。
花の作品はもう一枚こちらの記事でご覧いただけます。
デンマークの画家 エマ・トムセン
とっても神話を想像させるような色使いと描き方にうっとりします。この作品はオークションハウスのブルン・ラズムーセンに出品されている「昼顔と薔薇に隠れた鳥の巣」(1854)です。
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ハンマースホイ、ピーター・イルステズと同じ時代、同じデンマークで活躍した画家のハラルド・スロット=モラーです。
少女のまわりにいる鳥は「春告鳥」だと思われます。ハンマースホイの「読書する若い男のいる室内」 と同じく、ヒヤシュプルング美術館所蔵です。
妻で女流画家のアグネスと同様に、作品の額縁もハラルド自身が創作したものではないかと思いました。
この二人のカップルの作品はXAIからリンクしています。
XAI デンマークの画家 アグネス・スロット=モラーと夫ハラルド
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sweetさんがアップした「ハンマースホイ 鏡のある室内」に登場するコンソールと鏡。 ピーダ・イルステズ は、ハンマースホイの妻イーダの兄でしたね。
版画家で、絵画作品はハンマースホイ同様に室内画が多く、二人が結婚した1891年以降は、ハンマースホイの影響が強い作品も残していますよね。
左手前に椅子が描かれている作品は「室内の陽光」とタイトルがかわります。私が持っている古い本にはこの作品画像の版画が紹介され、特に左側を削っているわけではありませんでしたが・・・。
最近の復刻版の版画は、「本を読む少女」と同じ構図で、しっかり椅子が描かれていました。あれー・・・。
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ピーダ・イルステズ ( Peter Ilsted )は、ハンマースホイには見られなかった子供の登場する作品も多く残しています。
ピーダ・イルステズは、「青い室内」を2枚描き、1枚には少女を、もう1枚は誰もいない室内の作品を残したようです。
アンナ・アーカー(Anna Ancher) 陽光の差す青い部屋 1891
ハンマースホイの影響を受けた画家と聞きますが、そういった作品のほかに、この「青い室内」は、アナ・アンカー(アンナ・アンカー)の作品を思い出しました。
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ピーダ・イルステズ の作品の中には、白黒の影絵のような画中画が描かれています。それも彼のオリジナル性も感じ、特に「フラット帽と少女」では、このあとの時代のアメリカの画家ノーマン・ロックウェル(Norman Rockwell、 1894 - 1978)を想像させてくれました。
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ヒューゴ・シンベリといえば「傷ついた天使」が有名ですが、kafkaはそれが2枚あることを知りませんでした。フィンランドのヘルシンキにあるアテネウム美術館とタンペレ大聖堂フレスコ画。
XAI ヒューゴ・シンベリ 傷ついた天使
かわいい人間以外の生き物を描いているものに「悪魔」がいますが、本当はフィンランド神話に登場する神や小妖精じゃないかなと思うようになりました。
今回の作品は「Kuutamomaisema」というタイトルですが、KAFKAでは「景観」としました。フィンランドの作品に多いタイトルで、月光に照らされる花、湖、森が描かれる画。
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ロジェ・ブゾンブ(1913 - 1994)の静物画「黒い花瓶」です。メトロポリタンオペラハウス(メトロポリタン歌劇場)の装飾でも有名なフランスの画家。
ロジェ・ブゾンブ関連記事 下記から作品記事にリンクしてます!
XAI 「ロジェ・ブゾンブ ハーレム」からいろんな作品を見てくださいね
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モーリス・ドニに珍しい静物画。サザビーズで出品されている1枚。セザンヌの「花瓶のチューリップ」とおなじくらい好きな1枚。
モーリス・ドニ 作品記事リンクはこちら
XAI 「モーリス・ドニ 塔の花嫁(塔の姫君) ペレアスとメリザンドからマレーヌ姫」
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ポール・セザンヌの「花瓶のチューリップ」(Tulips in a Vase 1888-90)は、ノートン・サイモン美術館(Norton Simon Museum)所蔵の1枚です。
SAI が、バーンズ財団美術館の展示室別に作品を紹介した大作記事に、セザンヌの作品がたくさんありました。
記事 バーンズ・コレクション 1 THE BARNES FOUNDATION (Opening on May 19, 2012)
記事 バーンズ・コレクション 2 THE BARNES FOUNDATION
セザンヌやルノワールよりも、マティスやルソーの所蔵品に、釘付けになっちゃった。セザンヌは、私にとっては、セザンヌという画家の作品ではなく、限られた作品に関心があるようです。
以前にご紹介したセザンヌの四季は、その限られた作品のひとつ。
とってもセザンヌの楽しい人柄が伝わる作品なんですよ!
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ルネ・マグリットの全作品が好きなわけではありませんが、alei くんと今日は図書館で会って、記事をアップするというので、Gonconda, 1953 をKAFKAアップしようと思ったんです。
それしか知らなかったので。(あとプリマヴェーラとかレカミエ夫人の椅子も知ってました!)
でも、場所は図書館。いろいろ調べてみました。ネットで検索してみたら、意外に好きなものがあったので、こちらをご紹介。
どうですか?
alei の別ブログの記事 こちらも「ルネ・マグリット 臨床医」 は見ごたえあり!(ふたつ、記事書いたんだね!)
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こちらに関してはKAFkA過去記事、REMOVEの記事から解説をご覧ください。
KAFKA ギュスターヴ・モロー人類の生から
REMOVE ギュスターヴ・モロー多翼祭壇画「人類の生」
ギュスターブ・モロー関連記事はこちらから
XAI 「キマイラたち 悪魔的なデカメロン」
各作品記事にリンクしているほか、一般的に掲載されているフォッグ美術館所蔵「キマイラ」の作品画像に比べて、とくにオリジナルに近い作品画像もご覧いただけますよ。
ギュスターヴ・モローは、1886年の「人類の生」で、ヘシオドスの「労働と日々」から三場面にわけて描いています。
ヘシオドスといえば「神統記」!が有名ですけど、古代ギリシャの叙事詩人ヘシオドスは、羊飼いの時代に、突然にムーサが詩人としての才能をヘシオドスに与えたという逸話がありますが、その場面をモローは描いているのでしょう。
さて「声」ですが、とても「ヘシオドスとミューズ」に似ています。モロー美術館所蔵の「声」は胸のふくらみからいって女性のよう。
モローはアンドロギュノス化した男女を描くこともあり、女性らしいのに男性性器を描いたりしています。
とくにモローはオルフェウスのほかに「サッフォー(サッポー)」もよく描いていますよね。声の主をムーサ、ミューズと考えると、詩人はサッフォーを描いたのかもしれません。
ギュスターヴ・モロー 夕べの声(夕べの声々)
この三人はアグライアー、エウプロシュネー、タレイアです。そう、「三美神」なんですね。でもタイトルは「夕べの声」で、三美神をしめす「カリス」や「グレイシス」とはありません。
アフロディーテの従者となるまえは、「オリュンポス山の山頂に住み、神々の宴ではアポローンの竪琴やムーサたちの歌声と共に演舞した(wiki引用)」とありましたが、KAFKA過去記事で「人類の生」にある「夕べと苦しみ」を紹介しています。
そこにwankoさんの記事「夕べと苦しみ」にリンクもしていますが、調べてみると詩人ポール・ブールジェの「夕べ」という擬人化は、「眠りにつこうとしてることに耳をかたむけさせる」ともありました。
モローは「声」というタイトルに何を象徴したかったのか気になるところです。やはり詩人、音楽そうした芸術なのでしょうか。
習作の聖セバスチャンは、「声」というタイトルがつけられています。こうしていろんな作品を鑑賞してみると、隠れた作品から、意外な作品とのタイトルの共通点や、同じ作品のように描かれていてもタイトルは違ったりと、モローの夢のかけらが見えてきますね。
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